ぼくは信じたくなかった
まさかそぉなるなんて。
幼き心は
嘘だと言ってほしかった。
切に願った。
嘘だと言われる日を。
ヒヨコがニワトリになるなんて
信じたくなかった
幼いボクは
ヒヨコがいて、
もっと大きな
大きな黄色いヒヨコがいると思っていた。
ボクはヒヨコを繰り返して
大きなヒヨコでありたい。
ヒヨコで居続けたい。
ピヨピヨと言っていたい。
きちんと考える
考え過ぎてしまうほどのヒヨコに
大きなヒヨコでありたい。
絶対ニワトリにはなりたくない
考えているニワトリもいるだろう
でもきっとニワトリはニワトリな見た目になって
ニワトリとして見られて
安心しているニワトリも多いと思う
ボクはそぉありたくない。
ニワトリになって
慢心したくない。
そぉありたくない。
ヒヨコでありたい。
あり続けたい。
ヒヨコは飛べないよ
たしかに羽ばたけない
でもニワトリのように
羽ばたけることで
強さを誇りたくはない
ニワトリは朝羽を広げ
軽く羽ばたくことで
自らのニワトリを確認しているだろう
羽ばたくことが
すべてでないのに
目が覚めて羽ばたいて
笑うのだろう
ボクはそんな簡単に
今を確認したくないよ
ボクはね。
ボクは羽ばたかなくても
自らを確認できるように
努力するの
考えて考えて考えるヒヨコになるの
ヒヨコを繰り返し生きて
大きなヒヨコに
ボクなら
朝羽ばたいて自らを確認するのは望まない
ボクなら
朝起きたら自らを確認するために
湖にいく。
湖に行って
水面に映った
自らの黄色い身体を確かめる
毎朝、駆け寄る
水面に。
『今日もヒヨコで始められる』
と喜ぶだろう。
『明日もヒヨコでありますように』
と祈るだろう
ボクは考えるヒヨコでありたい。
羽ばたくこと以外を考える。
スーツは着たくない着ない
トサカはいらない
ボクはハーフパンツを履き続ける
黄色いTシャツを着て
ハーフパンツで駆け回るんだ
きっと彼らは気付くだろう
湖の存在を
水面を見て
トサカがそれほど似合っていないことを
トリカゴの外が果てないことを
ニワトリになって気づくだろう。
今でもボクは信じている
大きな黄色いヒヨコがいることを
これからもボクは
駆け回れるように
黄色いTシャツ着て
ハーフパンツを履くんだ
大人にはなりたくない
トサカの生えたニワトリにはなりたくない。
ヒヨコを繰り返した
考えるヒヨコでいたいよ。
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前にネットの掲示板でみつけた。
なにかじぶんの考えと一致したのか、それとも嫌だったのか。
なぜかこの訴えているような文章が残ってたまにおもいだす。
なにをあまいことを言っているんだというひともたくさんいる
でしょう。
でもひよこもひよこなりに。
にわとりだって。
もがいている、もがいたときのことを、わすれたくなくて。